大人な味わいが新鮮!『ビスコ素材の恵みシリーズ』
こんにちは!焼き菓子ふぁくとりーです。
今回ご紹介するのは江崎グリコ株式会社の「ビスコ」。
ビスコの発売開始はなんと1933年!発売当初から“栄養菓子”として、私たちの健康を支えて来てくれたお菓子です*\(^o^)/*
ビスコといえば、子ども向けお菓子のイメージがある人も多いのではないでしょうか。そんな中でも、少し大人向けのシリーズが「素材の恵み」です。
今回は「素材の恵み」シリーズから出ている2つの商品を紹介していきます!
ビスコ素材の恵みシリーズの基本情報
商品名:ビスコ素材の恵み
販売会社:江崎グリコ株式会社
内容量:24枚(2枚×12パック)
種類:
・<大豆>みるく&きな粉
・<全粒粉>チェダー&カマンベール
おいしさも栄養もどんどんバージョンアップ!ビスコの歴史
いきなりですが、ビスコの名前の由来をご存知ですか?私は単純に、ビスケットをかわいく表現して「ビスコ」になったんだと思っていました笑
実はビスコはもともと「酵母」を入れたお菓子として誕生しました。酵母入りビスケットを略して「コービス」。さらに入れ替えて「ビスコ」…という由来があるそうなんです!
こんなに身近なお菓子なのに、意外と知らないことだらけですね。ということで、改めてビスコの歴史を簡単に振り返ってみました!
時代の変化とともにリニューアルを繰り返しながら今の形になっていったビスコ。
まずは1979年の最初のリニューアルでは、カルシウム、ビタミン、乳酸菌の配合を強化してより“健康”を意識したお菓子になりました。
2005年のリニューアルでは、乳酸菌の数が4千万個から1億個に大幅増!さらに製法もリニューアルし、ビスケットの口どけが良くなりました。
2020年のリニューアルでは、乳酸菌とそのエサとなる食物繊維を一緒に摂る“シンバイオティクス”に注目。乳酸菌に加えて食物繊維も配合することで栄養面を強化しました。さらに「ビスコ史上最大」のクリーム量を実現!おいしさも進化しました。
こうやって振り返ってみると、栄養もおいしさもどんどんバージョンアップしているのがよくわかりますね!( ・∇・)
そして時代とともにバリエーションが増えていっているのもビスコの魅力。
今回紹介する「ビスコ素材の恵み」は、大豆や全粒粉など素材のおいしさを活かしたシリーズ。素材由来の栄養成分も豊富なのが特徴です!
糖質や食物繊維など、素材の恵みが活きた栄養成分!
○<大豆>みるく&きな粉
栄養成分(1パック(標準8.92g)当たり)
エネルギー43kcal/たんぱく質0.77g/脂質2.2g/炭水化物5.5g(糖質4.7g・食物繊維0.77g)/食塩相当量0.073g/カルシウム50mg/ビタミンB1:0.042mg/ビタミンB2:0.044mg/ビタミンD:0.28μg |
○<全粒粉>チェダー&カマンベール
栄養成分:1パック(標準8.4g)当たり
エネルギー39kcal/たんぱく質0.61g/脂質1.8g/炭水化物5.4g(糖質4.6g、食物繊維0.82g)/食塩相当量0.13g/カルシウム53mg/ビタミンB1:0.040mg/ビタミンB2:0.046mg/ビタミンD:0.29μg |
素材の恵みシリーズも、通常のビスコと同様、食物繊維やビタミンB1、B23、ビタミンDといった体に嬉しい栄養成分が満点です!
ちなみに「素材の恵みシリーズって他のビスコとどう違うのかな…?」と素朴な疑問を抱いたので、比べてみました。下表をご覧ください。
比べてみると、素材の恵みシリーズの2つの方が糖質が低く食物繊維が豊富なのがよくわかりますね〜(・o・)
「みるく&きな粉」ではたんぱく質の量が多く、「チェダー&カマンベール」ではカルシウム量が目立っています。大豆由来のたんぱく質やチーズ由来のカルシウムなど、まさに「素材の恵み」が活きた栄養成分となっています!
■「ビスコ」「素材の恵みシリーズ」の栄養成分比較(100gあたり)
ビスコ | 素材の恵み <大豆>みるく&きな粉 | 素材の恵み <全粒粉>チェダー&カマンベール | |
エネルギー(kcal) | 488 | 482 | 464 |
たんぱく質(g) | 5.6 | 8.6 | 7.3 |
脂質(g) | 22.8 | 24.7 | 21.4 |
炭水化物(g) | 67.4 | 61.7 | 64.3 |
-糖質(g) | 62.3 | 51.7 | 54.8 |
-食物繊維(g) | 5.1 | 8.6 | 9.8 |
食塩相当量(g) | 0.51 | 0.82 | 1.55 |
カルシウム(mg) | 558 | 561 | 631 |
ビタミンB1(mg) | 0.37 | 0.47 | 0.48 |
ビタミンB2(mg) | 0.47 | 0.49 | 0.55 |
ビタミンD(μg) | 2.79 | 3.14 | 3.45 |
乳酸菌とそのエサとなる食物繊維を配合
○<大豆>みるく&きな粉
原材料
小麦粉(国内製造)、ショートニング、砂糖、大豆粉、イヌリン、植物油脂、全粉乳、きな粉、乳糖、発酵液、小麦たんぱく、食塩、でん粉、乳酸菌/膨脹剤、炭酸Ca、調味料(アミノ酸)、乳化剤、酸化防止剤(V.E、ヤマモモ抽出物)、香料、V.B1、V.B2、V.D、(一部に乳成分・小麦・大豆を含む) |
アレルギー物質
乳成分・小麦・大豆 |
○<全粒粉>チェダー&カマンベール
原材料
小麦粉(国内製造)、ショートニング、乳糖、イヌリン、小麦全粒粉、砂糖、ぶどう糖、チェダーチーズパウダー、小麦胚芽、発酵液、カマンベールチーズパウダー、食塩、モルトエキス、全粉乳、乳酸菌、黒こしょう/膨脹剤、炭酸Ca、調味料(アミノ酸)、香料、酸化防止剤(V.E、ヤマモモ抽出物)、乳化剤、V.B1、V.B2、V.D、(一部に乳成分・小麦・大豆を含む) |
アレルギー物質
乳成分・小麦・大豆 |
通常のビスコと同じく、「みるく&きな粉」と「チェダー&カマンベール」のクリームにも乳酸菌が配合されています。
ビスコは「生きて腸に届く乳酸菌」とうたっているのですが、これはお腹で目覚める「スポロ乳酸菌」を配合しているから。スポロ乳酸菌は胃酸で分解されず、逆に胃酸や体温の刺激を受けて活動モードに入る乳酸菌だとか。だから「生きたままで届く」んですねφ(・ω・`)ナルホド…
あとビスコに共通している原材料でいうと「イヌリン」でしょうか。先ほど説明した乳酸菌とそのエサとなる食物繊維を一緒に摂る“シンバイオティクス”ですが、水溶性食物繊維のイヌリンがその役割を果たしてくれているようです。
「みるく&きな粉」に含まれている原材料で特徴的なのが大豆粉やきな粉。「チェダー&カマンベール」に含まれているチェダーチーズパウダー、小麦全粒粉、小麦胚芽など。これらの素材は、もちろん栄養成分にも影響していますが、独自の風味や食感を出すことにも貢献しています。
アレルギー物質は、28品目(特定原材料8品目・特定原材料に準ずるもの20品目)中、乳成分、小麦、大豆の3品目です。
ビスコ素材の恵みの実食レポート
今までさんざんビスコを食べてきた私ですが、この素材の恵みシリーズは初めて!
通常のビスコとの違いも含めてレポートしていきたいと思います♪
ナチュラルで高級感のあるパッケージ
グリコといえば真っ赤なパッケージにビスコ坊や(という名前らしいです、この男の子)、というイメージですが…。
このナチュラルな色味は新鮮ですよね!
「ビスコ」の文字とビスコ坊やが大きく載っていてビスコだということはすぐ分かるのですが、「何か一味違うビスコなんだな」ということが一目でわかるパッケージになっています。
文字が縦書きなのも独特で、全体的に高級感が漂っていますね(o^^o)
ちなみに、実際のお値段も通常のビスコシリーズと比べると少しお高めになっています。
<大豆>みるく&きな粉
では実際に食べていきたいと思います(^O^)/まずは「<大豆>みるく&きな粉」から実食。
最初何気なく開けて、まず2つ入っていたことにびっくりしました。この袋の大きさなら、ビスコ1個分なのかなと思った…。一口サイズのビスコが2つ入っています!
袋を開けたときに漂う大豆特有の香りが、通常のビスコとの一番の違い。
ただし配合量としては大豆粉よりも小麦粉の方が多いこともあって、実際に食べてみるとそこまで大豆の存在感は強くないかも?大豆が苦手な人も意外と大丈夫かもしれません。
中身のクリームもたっぷり。さすがリニューアルして“ビスコ史上最大のクリーム量”になっただけある!(^人^)
ビスコ独特のビスケットのザクザク感、クリームのザラザラ感はそのまま引き継がれています。ビスコというと優しい味わいが特徴ですが、「みるく&きな粉」もガツンと来る感じはなく、素材の良さを大切にした味わいになっています。
きな粉も味としてはやや存在感薄めですが、少し舌に残るようなきな粉独特の食感があります。きな粉とミルクの甘さが良い感じに調和していて、和風になりすぎない絶妙な味わいが上品でおいしいです!
<全粒粉>チェダー&カマンベール
続いて「<全粒粉>チェダー&カマンベール」を実食。
ビスコの先入観から、チーズといえど甘い系のお菓子なんだと思っていたのですが…袋を開けると「あれ?もしかしておつまみ系なのかな?」と思ってしまうほどに濃厚なチーズの香りが漂います。
パッケージに「チェダーチーズ2.5%使用」「カマンベールチーズ1.3%使用」とあるように、チーズだけで3.8%使用されているという贅沢なお菓子!
全粒粉の生地のザクザク食感が楽しい♪通常のビスコとも「<大豆>みるく&きな粉」ともまた違う食感です。
そして結構塩気が強いです。栄養成分見たときに食塩相当量が多くて「おや…?」と思っていたのですが、食べてみて納得しました。笑
もちろんこちらもクリームたっぷり(^O^)
香りでは存在感を放ったチェダーチーズとカマンベールチーズなのですが、中身のクリームを食べてみるとそこまでチーズチーズしていませんでした。ほんのり感じる甘みが、生地の塩気とマッチしています♪
「<大豆>みるく&きな粉」に比べてもさらに大人っぽい味だなと感じました。もしかすると、好みはちょっと分かれるかも。生地の食感も味わいも含めて、ビスコの新境地という感じです。塩気×甘みの組み合わせが好きな人には特におすすめ!おつまみとしてもお菓子としても楽しめると思います。
大人な味わいと体に嬉しい栄養。一味違うビスコが楽しめる
パッケージから味から価格まで、通常のビスコと一味違う「素材の恵みシリーズ」。実際に食べてみても、控えめな甘さや素材の味わいなど、大人向けのビスコだな〜と感じました。子どもの頃に赤ビスコを食べていた人が大人になっても食べられるビスコです。
「生きて腸に届く乳酸菌」というビスコならではの特徴はそのまま、たんぱく質やカルシウムなど素材由来の栄養成分がさらに強化されているのもポイント。
「ビスコが大好きだけど甘いお菓子は控えたい」という方にも「子どもに栄養のあるお菓子をあげたい」という方にもピッタリだと思います!٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
きな粉の風味や全粒粉の食感、ちょっと塩気のある生地など、いつものビスコにはない要素は、お子様にとっても新鮮に感じてもらえるのではないでしょうか!とはいえ「いつもの甘いビスコの方がいい!」と言われる可能性もあるので、そうなったら大人だけで楽しみましょう。笑
ちなみに、同じグリコの「SUNAO」シリーズのクリームサンドと、ビスケット・クリームの味が似ています。ビスコは栄養面、SUNAOは糖質面でメリットがあるので、味の好みだけでなく健康で気になるポイントで食べ分けてみてもよいのではないでしょうか!
総括:「素材の恵みシリーズ」は、ヘルシーさを求める人に嬉しいプチ贅沢ビスコ
ビスコの魅力そのままに、素材由来の栄養成分やおいしさを味わえる「素材の恵みシリーズ」。
味わいはちょっと大人嗜好とはいえ、もちろんちゃんと“ビスコ”感があります。ビスコが大好きで、より健康的にビスコを食べたいという方に向いているお菓子だと思います!高級感があるので、プチ贅沢を味わいたいときにもおすすめです♪