低糖質&発酵バターの満足感『SUNAOビスケット』
こんにちは!焼き菓子ふぁくとりーです。
今回紹介するのは、江崎グリコ株式会社から発売されている『SUNAOビスケット』!
心と体の健康に気を配りつつ、食べることを“素直”に楽しむことをコンセプトにした「SUNAOシリーズ」から発売されている商品の1つです。
私自身これまで「何か体に良さそうだな〜」と思いながら食べてはいたのですが、実は他のお菓子と具体的にどう違うのかはわかっていませんでした。(^^;;
今回この記事で紹介するにあたり、SUNAOシリーズが生まれた背景や「適正糖質」へのこだわりやおいしさの秘訣を改めて調べてみました。実食レポートとあわせてSUNAOビスケットの魅力をたっぷりとご紹介していきますね!
※商品情報は2024年4月現在のものです。最新情報は公式サイトをご確認ください。
SUNAOビスケットの基本情報
商品名:SUNAOビスケット
販売会社:江崎グリコ株式会社
種類:
・SUNAO<発酵バター>
・SUNAO<チョコチップ&発酵バター>
・SUNAO<クリームサンド>アーモンド&バニラ
・SUNAO<クリームサンド>レモン&バニラ
内容量:
・発酵バター・チョコチップ&発酵バター:62g(31g×2袋)
・クリームサンド:75g(1枚標準12.5g×6枚)
SUNAOビスケットシリーズにはビスケットタイプ(※)が2種類とクリームサンドタイプが2種類、合計4つのフレーバーがあります。今回は4つのフレーバーすべて紹介していこうと思います!٩( 'ω' )و
※今回の記事では「発酵バター」「チョコチップ&発酵バター」の2種類を、クリームサンドタイプと区別するために「ビスケットタイプ」と表記します。
ちなみに、発酵バターとチョコチップ&発酵バターは、1袋31gの小袋タイプも展開していますよ!
SUNAOシリーズのこだわり
SUNAOシリーズのはじまりは、2003年に発売された「カロリーコントロールアイス」。このカロリーコントロールアイス、もともとは糖尿病患者でも安心して食べられるアイスを目指して開発されたものだそうなんです!つまりはじまりから「健康」を強く意識した商品ということですね(╹◡╹)
そこから研究を重ね、2017年にカロリーコントロールアイスをリブランディングして生まれたのが「SUNAOシリーズ」です。
「SUNAOシリーズ」の最大の特徴は、健康に関する視点を「カロリー」から「糖質量」に移し、「適正糖質」を謳っていること。
で、「適正糖質」って何だ?ということなのですが…。一般社団法人食・楽・健康協会によると、1食で摂取する糖質量を20〜40g(デザートの場合は10g以下)、1日70〜130gに抑える「緩やかな糖質制限」をする食事法のことだそうです。カロリーや脂質などの制限はないので、無理せず健康的な食生活を実践できるのがメリットなんですよ♪
アイスから始まったSUNAOシリーズですが、今回紹介するビスケットシリーズ、そしてパスタシリーズと、今やお菓子から主食まで幅広く展開されています!そしてもちろんすべての商品が「適正糖質」。
低糖質の商品っていろいろ出ていますが、どうしてもちょっと物足りない味わいになりがちじゃないですか?そんな中でSUNAOシリーズは、小麦胚芽などこだわりの素材を配合することで、低糖質でありながら豊かな風味を実現しているんです٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
糖質少なめ、食物繊維が豊富!ただし脂質はやや高め
○発酵バター
栄養成分(1袋31gあたり)
エネルギー150kcal/たんぱく質2.4g/脂質9.5g/炭水化物18.3g(糖質9.2g、食物繊維9.1g)/食塩相当量0.27g参考値:乳糖果糖オリゴ糖2.0g |
○チョコチップ&発酵バター
栄養成分(1袋31gあたり)
エネルギー142kcal/たんぱく質2.4g/脂質8.4g/炭水化物19.3g(糖質9.2g、食物繊維10.1g)/食塩相当量0.23g参考値:乳糖果糖オリゴ糖2.0g |
○<クリームサンド>アーモンド&バニラ
栄養成分(1枚(標準12.5g)あたり)
エネルギー65kcal/たんぱく質1.1g/脂質4.2g/炭水化物6.8g(糖質4.5g、食物繊維2.3g)/食塩相当量0.066g |
○<クリームサンド>レモン&バニラ
栄養成分(1枚(標準12.5g)あたり)
エネルギー63kcal/たんぱく質0.90g/脂質4.0g/炭水化物7.2g(糖質4.5g、食物繊維2.7g)/食塩相当量0.072g |
先ほどの「適正糖質」の定義では、デザートの適正糖質は10gとされています。「発酵バター」と「チョコチップ&発酵バター」の1袋に含まれる糖質は9.2gと、適正糖質の摂取目安におさまっているのがわかりますね!「チョコチップ&発酵バター」は発酵バターよりイヌリンが多い分糖質量も少なくなっています。
クリームサンドの場合は1枚あたりの栄養成分量ですが、2枚食べても適正糖質の摂取目安におさまるということになります。
これってどのくらいすごいの?ということで、一般的なソフトビスケット(※)と栄養成分を比べてみました。
下の表をご覧ください。発酵バターもクリームサンドも、糖質量は約半分、食物繊維量はなんと約13〜21倍!比べるとすごさがよくわかりますね〜(・o・)
特にクリームサンドというと甘いお菓子の代名詞みたいなイメージがあるので、それでこの糖質量はなかなかすごいのではないかと!
※日本食品標準成分表(八訂)増補2023年による
ただしエネルギーや脂質は同じくらいか、やや高め。先ほども言った通り、適正糖質はカロリーや脂質などの制限がない緩やかな糖質制限なので、そこのあたりはあまり気にせず食べられるのが良いところですね!
■SUNAOとソフトビスケット(日本食品標準成分表(八訂)増補2023年)の主な栄養成分の比較(100gあたり)
SUNAO発酵バター | SUNAO<クリームサンド>アーモンド&バニラ | ソフトビスケット | |
エネルギー | 483.9kcal | 520.0kcal | 512.0kcal |
糖質量(※) | 29.7g | 36.0g | 61.2g |
食物繊維 | 29.4g | 18.4g | 1.4g |
脂質 | 30.6g | 33.6g | 27.6g |
発酵バターたっぷり。上白糖の代わりに乳糖果糖オリゴ糖を使用
○発酵バター
原材料
小麦粉(国内製造)、発酵バター、乳糖果糖オリゴ糖、ショートニング、マカダミアナッツパウダー、小麦たんぱく、イヌリン、乾燥おから、砂糖、イソマルトデキストリン、小麦胚芽、バター加工品、食塩/加工デンプン、香料、膨脹剤、酸化防止剤(V.E、ヤマモモ抽出物)、甘味料(スクラロース)、乳化剤、(一部に乳成分・小麦・大豆を含む) |
アレルギー物質
乳成分・小麦・大豆 |
○チョコチップ&発酵バター
原材料
ショートニング(国内製造)、小麦粉、乳糖果糖オリゴ糖、イヌリン、チョコチップ、小麦たんぱく、乾燥おから、イソマルトデキストリン、発酵バター、アーモンドペースト、マカダミアナッツパウダー、鶏卵、砂糖、小麦胚芽、バター加工品、食塩、香辛料/加工デンプン、香料、膨脹剤、酸化防止剤(V.E、ヤマモモ抽出物)、乳化剤、甘味料(スクラロース)、(一部に卵・乳成分・小麦・大豆・アーモンドを含む) |
アレルギー物質
卵・乳成分・小麦・大豆・アーモンド |
○<クリームサンド>アーモンド&バニラ
原材料
小麦粉(国内製造)、ショートニング、砂糖、難消化性デキストリン、植物油脂、イソマルトデキストリン、発酵バター、マーガリン、乾燥おから、小麦たんぱく、アーモンド、アーモンドペースト、クリームパウダー、豆乳パウダー、小麦胚芽、食塩、バター加工品、デキストリン、バニラビーンズシード/加工デンプン、膨脹剤、乳化剤、香料、酸化防止剤(V.E、ヤマモモ抽出物)、甘味料(スクラロース)、カロチン色素、(一部に乳成分・小麦・大豆・アーモンドを含む) |
アレルギー物質
乳成分・小麦・大豆・アーモンド |
○<クリームサンド>レモン&バニラ
原材料
小麦粉(国内製造)、ショートニング、砂糖、マーガリン、難消化性デキストリン、植物油脂、イソマルトデキストリン、小麦たんぱく、乾燥おから、発酵バター、レモン濃縮果汁、クリームパウダー、小麦胚芽、豆乳パウダー、レモン果汁パウダー、バター加工品、食塩、デキストリン、発酵乳パウダー/加工デンプン、トレハロース、セルロース、膨脹剤、香料、乳化剤、クチナシ色素、酸化防止剤(V.E、ヤマモモ抽出物)、甘味料(スクラロース)、酸味料、(一部に乳成分・小麦・大豆を含む) |
アレルギー物質
乳成分・小麦・大豆 |
4つのフレーバーに共通する、SUNAOビスケットシリーズならではの原材料が「発酵バター」!特に「発酵バター」(商品名の方です。ややこしい…笑)では何と全体の14%配合されているんです。
ちなみに発酵バターとは、乳酸菌によってクリームを発酵させてつくった、非発酵バターに比べて深いコクと独特な風味があるバターのことなんですよ。バターの味わいが増すだけでなく、乳酸菌が含まれていることから、腸内環境を整えるなど体に嬉しい効果も期待できるんです♪
そして小麦胚芽、乾燥おから、とうもろこし由来の水溶性食物繊維のイソマルトデキストリン、イヌリンなどの原材料も、4つのフレーバーに共通して含まれています。これらの原材料が、豊富な食物繊維量を実現してくれているんですね!
「発酵バター」「チョコチップ&発酵バター」では上白糖ではなく乳糖果糖オリゴ糖を使用しているのもポイント。砂糖よりも低カロリーで、体内のビフィズス菌を増やし腸内環境を整えるというメリットがあるんです!クリームサンドの方は砂糖を使用していることもあり、ビスケットタイプと比べて若干カロリーが高めになっています。
アレルギー物質は28品目(特定原材料8品目・特定原材料に準ずるもの20品目)中「乳成分・小麦・大豆」が4つのフレーバーに共通しています。「チョコチップ&発酵バター」「<クリームサンド>アーモンド&バニラ」にはアーモンドが、さらに「チョコチップ&発酵バター」には卵も使用されているため、アレルギーの方はご注意を。
SUNAOビスケットの実食レポート
ではいよいよSUNAOビスケットシリーズの4つのフレーバーを実食していきます!
ナチュラルで、訴求ポイントのわかりやすいパッケージ
SUNAOシリーズといえば、このナチュラルなトーンのパッケージ!
「SUNAO」のフォントもすっきりしていて、全体的に洗練された雰囲気が素敵です(o^^o)クリームサンドタイプの方が少しサイズが小さいですが、どちらも同じ質感のパッケージとなっています。
「糖質●g」「オリゴ糖使用」「発酵バター」という訴求ポイントがわかりやすく、さらに小麦胚芽やバターの写真が全面に出ていて、一目見るだけで商品のメリットがわかるのも良いですね◎
シンプルなのになぜか目を引くのは、文章が縦書きで書かれているのもあるかも。いろいろと工夫がされたパッケージなのが伝わりますね。
ちなみに上の写真は裏面。どちらが裏面なのかわからないくらい同じデザインが施されています。
ビスケットタイプ
○発酵バター
まずはSUNAOビスケットの代名詞ともいえる「発酵バター」から実食。
袋を開けた瞬間香ってくる、バターの強い香りがインパクト大!パッケージよりももう少しこんがりした色味のビスケットが出てきます。なぜかパッケージの写真ではかなり黄色っぽくなっているので、実物の方がおいしそう。
小さめで、次々に口に運んでしまいそうになる絶妙なサイズです。
食べてみると、とにかく発酵バターの風味がすごい!さすが発酵バター14%配合です。バターたっぷりだからこそのサクサク食感、濃厚なコクがおいしいです♪太りそうなくらいバター感があるのにヘルシーなのが素晴らしいですね。マカダミアナッツとバターの相性もバッチリです◎
びっくりしたのが、その甘さ。本当に低糖質?ってくらいしっかりと甘いんです!とはいっても甘ったるいのではなく、生地をまとめているオリゴ糖の優しい甘さとなっています。ちょっとスクラロースの味が後味に残るので、甘味料特有の甘さが苦手な方は注意が必要かもです。
正直、これ本当に健康に良いお菓子…?と一瞬不安になるくらい、小さめサイズの1枚でもしっかりと食べ応えのあるビスケットです。不安になったら、パッケージに大きく書かれた「糖質9.2g」「オリゴ糖使用」の文字を見て安心しましょう。笑
○チョコチップ&発酵バター
続いてチョコチップ&発酵バター。
甘すぎないチョコチップが良い感じに味にも食感にもアクセントを加えてくれています。「発酵バター」に比べると発酵バターの配合量が少なくショートニングが多いのですが、その分濃厚すぎず食べやすさがあります。
適度な塩気と、隠し味のアーモンドの風味や食感も、食べやすさのポイント!食べやすいから次々に食べてしまう…。でも1袋カラにしても糖質量9.2gだからまあいいかとおおらかな気持ちで食べ進められます^^
ただし発酵バターと糖質量は同じではあるものの、比べるとやや甘さ控えめに感じるかも?個人的にはそこがまた食べやすくて良いなと感じました。
チョコチップが入っているのにプレーンよりもカロリーが低いのも嬉しい!さらに食物繊維量もプレーンよりやや多く、よりギルトフリーなお菓子となっています。
「発酵バター」も「チョコチップ&発酵バター」も、糖質や食物繊維量を知らずに食べたら、「ただのおいしいビスケット」としてスルーしてしまうくらい、良い意味で普通においしい商品です。糖質量や食物繊維量のありがたみをしっかりと感じながら食べる方が体に効きそうです。笑
クリームサンドタイプ
○アーモンド&バニラ
箱の中に小袋が6つ。1袋につき1枚という贅沢感のある個包装で、結構しっかりとした大きさがあります!
袋を開けた途端にアーモンドの香りが広がる!アーモンドパウダーとペーストが使われているだけに、実際に食べてみてもアーモンドの存在感を存分に感じます(*'▽'*)!そこにちょっと苦味が加わってアーモンド感が強調されています。
そして横から見た感じからもわかる、たっぷりのクリーム。1口食べたらクリームがはみ出しました…。甘いものを制限している人にとってはとっても贅沢で満たされそう!
クリームの乗せ方も、ビスケットが割りやすいように工夫されているのではないでしょうか!?
バニラクリームはコクがあって美味しいです。しかもバニラビーンズシードと本物のバニラ原料を使用してるんですよね。
クリームがざらざらっとした感じの独特の質感で、同じグリコの「ビスコ」感あり。食べた感じ、少し舌に油が残る感じがしました。小麦胚芽のビスケットとこのざらざらしたクリームがマッチしていてとてもおいしいです♪
こちらもしっかりと甘さを感じます。レモン&バニラよりも甘く感じたので、アーモンドの風味が甘さを引き立てているのもあるかも。
甘いといっても人工的な甘さじゃなくて、後に引かない素朴な甘さという感じで罪悪感がないのも嬉しい( ´ ▽ ` )
○レモン&バニラ
アーモンド&バニラが香り高かったので、こちらもさぞやレモンが香るんだろう…と思っていたら、意外にも香りは控えめ。その分、クリームの存在感はこちらの方が感じられました。ビスケットにもバターの風味がしっかりと感じられます。
アーモンド&バニラの方よりもヨーグルトのような酸味を感じるクリームで、レモン風味の生地とマッチしています。
爽やかでおしゃれな味わいで、夏に食べるお菓子としても良い!色味も爽やかで、見た目からも高級感が漂います。来客時のお菓子で出しても喜んでいただけそうo(≧▽≦)o
これ1枚で糖質4.5gはすごいです!あとクリームサンドタイプはビスケットタイプと比べて1袋食べ切りなので、パクパクと次々に食べてしまうことなく自制が効くという点でもいいなと思いました。笑
こだわりの素材と発酵バターが「健康」「満足感」を両立!
今回SUNAOビスケットシリーズを詳しく調べて、実際に食べてみて、「健康」と「満足感」にとことんこだわった商品なんだと感じました。
一般的な低糖質スイーツなどは「健康には良いんだろうけど、食べ応えとしては物足りない」と感じてしまうものが多いイメージがあります。「健康に良い」というのはすぐに実感しづらい分、どうしても食べているときに「物足りない感」だけが残ってしまうんですよね…。
SUNAOビスケットシリーズはその点、たっぷり配合された発酵バター、しっかりとした甘みなど、食べてすぐに分かる満足感があります。なおかつ低糖質で食物繊維たっぷり、発酵バターの乳酸菌など体に嬉しい要素のつまった商品なんです。さらに、こだわった良い原材料を使用しているのにお手頃価格なのも嬉しい!
食べる楽しさそのままに健康にも良い、そして気軽に手に入るご褒美お菓子となっています。
総括:食べたい気持ちに素直に!主食にも取り入れられるラインナップも魅力
SUNAOビスケットは健康になりたいけれどおいしいものも食べたい、そんな気持ちに「素直」になれる魅力的なお菓子です。発酵バターや小麦胚芽など、こだわりの素材から得られる健康と満足感をぜひ味わってみてください^^
アイスやパスタなど、お菓子以外にもラインナップが広がっているのも嬉しいポイント。特にパスタは主食に取り入れられるので、適正糖質の食事のとても役立ちますよね。日々の食事や間食にSUNAOシリーズを取り入れてみるのも良いかもしれません!v